炎天下に華麗な絵巻

上町傘鉾振興会

2009年06月16日 19:26

むか-しの資料をみつけたので、抜粋します。

おぎおんさあ 「祇園祭り」





炎天下に勇壮な傘鉾たて、祇園ばやしにはやし立てられて山車、みこしが続く。鹿児島の祭りの

夏は六月灯にはじまり、おぎおんさあで最高潮に達する。

祇園祭の起こったのは京都。平安時代の初期、全国に悪疫が流行したとき、京都の祇園舎で鉾

を立て悪疫退散を願ったのが始まりといわれる。その後、江戸時代の庶民文化の発達とともに盛

大になり、商売繁盛をも願う祭事になった。

鹿児島に伝わったのは、江戸時代の中ごろであるらしい。時代とともに、この都の祭りも変わり、

鹿児島市でも独自の形を作り上げた。そのひとつが、神幸行列の呼び物である傘鉾たての演技。

京都の祇園祭の鉾は山車に立てて進むだけだが、鹿児島市の傘鉾は人の手で運ばれながら、

さまざまな演技を繰り広げる。肩や手、額などで支えて掲げ持つ技も大変なのに、腰を下げた姿

勢のままで、鉾を60度角で持ちこたえる通称「練り」というのまで披露する。

傘鉾とともに、この祭りの呼び物は山車である。

昔はかんこうやまなど7.8種類山車がにぎやかに繰り出したというが、このところ少ない。

代わって子供みこしがにぎやかに繰り出すようになり、企業みこしや音楽隊のパレ-ド

仮設舞台でのエアロビクスやジャズも新しく登場している。


今の傘鉾は鹿児島で独自の形となったんですね。

鹿児島しかできない傘鉾。

今年は練りを練習します。

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